猫のご飯にまつわるトリビア

猫のご飯(キャットフード)の回数や分量、あげ方など愛猫家のレシピを伺った。安全安心キャットフードやカナガンキャットフードのような高級品まであなたにとって猫のご飯とは何?

好き嫌いがはげしいお坊ちゃま

我が家は、人間が3人、お猫さまが一匹(キジトラ雑種・雄)の4人暮らしです。
彼が我が家にやってきたのは、生後間もなくまだ目も見えていない頃でした。
母猫に育児放棄されて、死にかけているところを弟が拾ってきてしまったのです。

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カリカリフードを拒否
ペットなど飼ったことのなかった我が家。縫ういぐるみのようにかわいかった彼を、家族みんな、文字通り「猫かわいがり」しました。人間が食べているものを欲しがる姿がとても愛らしくて、その姿にハートを奪われた人間が、味のついた食べ物を与えてしまったのです。いけないとわかっていても、人間の方が我慢が足りなかったと、今では反省させられる日々。
なぜかというと、「カリカリフード」にそっぽを向くようになってしまったのです。
しかし、震災の多い昨今。保護された先でも好き嫌いなく、フードを食べられるようにしなくてはいけないと思った人間たちは、一念発起。キャットフードを彼の餌箱に入れ始めました。
最初は、フードと大好きなおやつ(かにかま)を混ぜたのですが、かにかまだけよって食べて、フードには見向きもしない日々が続き・・・。

 

よらせない
フードの中から好物をよらせないようにするために、これまた大好物のテリーヌの缶詰の中に、フードを入れてかき混ぜてみました。
結果的に、フードについたテリーヌまで食べたい彼は、テリーヌとそして自分の唾液で、少しウェット感を取りもどしたフードまで食べられるようになったです。

 

家計も大助かり
それからは少しずつ缶詰の分量を減らしはじめ、今は、缶詰なしでも、おいしそうにカリカリフードを食べられるようになりました!
缶詰は意外と高かったので、人間のお財布にもとても優しい有難い効果が生まれました。
でも、時折、あの可愛い人間のご飯を「おねだり」する姿を見たくて、おかずを目の前にちらつかせるのですが、次は見向きもしなくなってしまいました。
「もうあの頃の君はいなくなってしまったんだね・・・」と少し虚しさを感じる今日この頃です。